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![]() ![]() おもな内容 ![]() ![]() |
景観の一部である建築が,どうのようにして融合してきたのか。 景観とは,そこに広がり見えるあるがままの地形的・物理的なものではなく,眺める人との関わり合いで成立するものと語る筆者が,古代ローマの神域,神殿,神聖な広場,地底,厳島神社,農村歌舞伎の芝居など,ヨーロッパや日本の原型的な景観を全身で感じ取りながら,臨場感溢れる筆致で挿絵・写真をまじえながら一つひとつ紐解いていく。 |
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![]() ![]() 目次 ![]() ![]() |
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都市の入口を象徴する神殿 ―ナバテア王国の都ペトラの景観(ヨルダン) 朝日が昇る聖なる山に向かって進む祭列 ―アテネのアクロポリス(ギリシャ) 光る海に浮かぶ船の神殿 ―安芸の厳島神社 ある街路の景観 ―中世の面影を残す街路の都市ベルン(スイス) 神聖な,生きられる広場の景観 ―ダッタトレヤ広場,バクタプール(ネパール) 力動性に富む,壮大な古代ローマの神域 ―フォルトゥナ・プリミゲニア神域,パレストリーナ(イタリア) 静寂が支配する地底の景観 ―二重らせん階段のサン・パトリツィオの井戸,オリヴィエート (イタリア) 野に繰り広げられる農村歌舞伎の芝居 ―信州東御市祢津 自然景観中に飛翔し,浮遊する大広間 ―バロックのアルタン伯城館,ヴラノヴ(チェコ) 神々が棲む偉大なる自然景観に抱かれるアポロンの神域 ―神託の地デルフィ(ギリシャ) 景観のなかの建築(あとがきにかえて) |