景観のなかの建築
著者名 伊藤哲夫
判型・頁数 A5上製 ・ 172頁 ジャンル 建築一般
定価 3,080円  (本体2,800円+税) 発行日 2005年4月30日
ISBN 978-4-7530-2285-4  (4-7530-2285-4) 在庫状況 有り




おもな内容
景観の一部である建築が,どうのようにして融合してきたのか。
景観とは,そこに広がり見えるあるがままの地形的・物理的なものではなく,眺める人との関わり合いで成立するものと語る筆者が,古代ローマの神域,神殿,神聖な広場,地底,厳島神社,農村歌舞伎の芝居など,ヨーロッパや日本の原型的な景観を全身で感じ取りながら,臨場感溢れる筆致で挿絵・写真をまじえながら一つひとつ紐解いていく。


目次
都市の入口を象徴する神殿
   ―ナバテア王国の都ペトラの景観(ヨルダン)
朝日が昇る聖なる山に向かって進む祭列
   ―アテネのアクロポリス(ギリシャ)
光る海に浮かぶ船の神殿
   ―安芸の厳島神社
ある街路の景観
   ―中世の面影を残す街路の都市ベルン(スイス)
神聖な,生きられる広場の景観
   ―ダッタトレヤ広場,バクタプール(ネパール)
力動性に富む,壮大な古代ローマの神域
   ―フォルトゥナ・プリミゲニア神域,パレストリーナ(イタリア)
静寂が支配する地底の景観
   ―二重らせん階段のサン・パトリツィオの井戸,オリヴィエート
   (イタリア)
野に繰り広げられる農村歌舞伎の芝居
   ―信州東御市祢津
自然景観中に飛翔し,浮遊する大広間
   ―バロックのアルタン伯城館,ヴラノヴ(チェコ)
神々が棲む偉大なる自然景観に抱かれるアポロンの神域
   ―神託の地デルフィ(ギリシャ)

景観のなかの建築(あとがきにかえて)


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